識字問題
アフガニスタンの識字問題について勉強した際、字が読めないことが生活に与える影響と社会の中で置かれる立ち位置について考えたことがありました。
マダガスカルはフランス語も公用語で、スーパーで販売されている製品のほとんどがフランス語表記なので、まさにいま字が読めない人の生活をしています。
そして文字が読めないことが生活に与える影響を日々感じている一方、一般的に言われている不便さの事例とのギャップも感じています。
男女どっちのトイレか分からず恥ずかしい思いをする。
実際→色、マークで大体わかる。
薬が読めずに誤飲する。
実際→そんな分からない薬怖いから人に聞いてから飲む。
などなど。
一方で字が読めなくて失敗したことは、、、
シャンプーとリンス間違える
※リンスだったー、、、
バターの減塩か減塩じゃないかが分からない
※間違えて減塩買ってしまって不味かった。。。
ボディーソープが分からない
※これについてはボディーソープなはずなのにビックリするほど泡立たない笑
クリームチーズかバターか分からない
そもそも非識字者がスーパーで買い物をすることは少ないと思いますが、大体周りの人に、コレは身体洗うやつですか?などと質問すれば教えてくれます。
なので、このまだ仕事も始めていないたった一か月の生活ですが、文字が読めない!!困った!!フランス語をすぐに始めなきゃ!!なんて思うことはありませんでした。
確かに、字が読めないと安定した職に就くことが困難になる事は確かですが、何十年間も字を読まないで生活をしていた方々に、識字教育の重要性を伝えることの難しさを感じました。
そして、時間かけて勉強するよりも、目の前の仕事をこなす方がお金になると考え、教育機会を拒否する人々の気持ちが少し理解できました。