ttsuchiii’s blog

青年海外協力隊 コミュニティ開発 マダガスカルでの生活

パラリンピック

先日とても悲しいニュースがありました。

 

マダガスカルパラリンピック代表選手(女子視覚障碍者部門の100m走・200m走)とコーチ、介助走者の3名のパラリンピック出場に向けた日本への復路が自己負担になったことで渡航できず欠場になったそうです。

選手団は2017年からパラリンピックに向けて準備をしていて、ドバイやモーリシャスでもメダルを獲得した実力者。

 

このニュースを知った時、胸が締め付けられてとても悲しい気持ちになりました。

21日にはマダガスカルを出発するとニュースにあったのに開会式の翌日に欠場を発表するなんて、、、1年以上もあったのだからもっと早く公表すれば幾らでもサポートはあったはず、、、

 

貧困はチャンスがないことっていうのを聞いたことがあって、マダガスカルにいるとどうする事もできない憤りを感じることが多く、本当にその通りだなと思います。

産まれた環境が違うだけこんなにもチャンスに差があるのかと、日本で産まれたことがどれだけ恵まれているのかと改めて気が付くきっかけになりました。

 

選手にとってはお金を稼げる仕事がないことの問題、政府にとってはお金の使い方や汚職の問題、社会にとっては障がい者に対する意識の問題、、、問題はどれだけあるのだろうか。だって3人分の渡航費を国が出せないわけないもん!

 

あまりにも衝撃的なニュースで心が痛すぎたので何かしたいと思い翌日にJICAに相談し、「世界の笑顔のために」というJICAのプロジェクトを応募することにしました。

 

「世界の笑顔のために」プロジェクトは必要なモノをリストアップして日本の提供者から中古のものを寄贈するプロジェクト。

 

物品寄贈は現地の方々がモノを無料で貰えてラッキーと思い、支援に頼る癖がついてしまう可能性があるので、任地や活動先で私はやるつもりはありませんでした。

しかし、今回の一件でいかにマダガスカル障がい者スポーツに対する社会の関心が低いか理解することが出来、マダガスカル社会がサポートしてくれないなら物品寄贈という形でも何かすることは意味があると思ったのと、私がマダガスカルにいる意味は一つの支援の窓口になることでもあると思ったので、何か出来ることしよう!とこのプロジェクトを始めることにしたのです。

 

といっても何もコンタクトが無いかつ、締め切りまでギリッギリ

先輩を通じてパラスポーツの団体にコンタクトを取って頂いてますが上手くいくのやら、、、

 

まあ、自己満でも何もやらないよりはいいですよね(笑)

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