ttsuchiii’s blog

青年海外協力隊 コミュニティ開発 マダガスカルでの生活

一時帰国

コロナの世界的な感染拡大に伴い、全世界の青年海外協力隊が全員一時帰国することになりました。

 

マダガスカルの様に多くの協力隊員の暮らす国では貧困状況から、体調不良でも病院に行く人は少ないためコロナの感染者が一人出れば、瞬く間に広がっていくことが想定されます。

また、医療設備が整っていないことからもし現地で感染した場合、感染者の多い日本にいるよりもリスクが高まります。

その為、多くの国で急遽国境が閉鎖され始めました。

この様なリスクを踏まえ、JICAがこのタイミングで「全員一時帰国」という判断をして下さったこと、関係者の方々が全力で対応し、無事に日本に帰ることができたことに本当に感謝しています。

今回の件で命・健康あっての国際協力である事をJICAの判断、対応の早さから改めて学ぶことができました。

マダガスカル20日に急遽国境閉鎖、その翌日には3人の感染者が初めて報告されました。

 

何があっても任期を満了するまでは日本に帰らない決めていたのに、一本の電話の後バタバタとしていたらあっという間に日本にいました。

 

沢山の計画、約束、、、、やり残したことが沢山あり、お世話になっている人にも挨拶ができないまま夜逃げをする様に大切なモノだけ徹夜で鞄に詰めて出てきた状況です。

3.11の時の福島の方々はこの様な状況だったのかな、、、とも感じました。

ただ、ここには書ききれない程の緊急事態があり、それに全力で対応し、マダガスカル隊員全員を無事に帰国させて下さった関係者の方々には本当に頭が下がります。

 

帰国から2日経ちましたが未だに自分が日本にいる事に違和感があります。

正直、悔しい気持ちでいっぱいです。

全員が同じ気持ちだと思います。

そして帰ってから感じたこと、、、2ヶ月ぐらいで帰ってこれるんじゃないかと思っていましたが、現在の世界的状況から当分マダガスカルには帰れないだろうということ。

そして、ピースコーが全員解散になったことから、私たちも戻れないかもしれないという不安な気持ちもあります。

ピースコーの人達の気持ちを考えると胸が苦しくなる、、、

何よりマダガスカルにいる家族の様な存在の方々が心配、、、

 

ただ、貴重な日本での時間を有益に過ごすことが、これからの活動・将来に繋げられると思うので一日一日を大切にしたいと思います。

 

気持ちの整理がつかないままなので文章もまとまっていませんが以上です。

 

 

と、落ち込む気持ちもありつつも楽観的な私は、こんな経験滅多にできなーいとちょっと気持ちが高揚していて、トランジットでエチオピアと大好きなシンガポールの空港に長時間滞在できて、コーヒーやら大好物のお菓子を買って35時間のフライトもウキウキしながら過ごしました()