ttsuchiii’s blog

青年海外協力隊 コミュニティ開発 マダガスカルでの生活

MIASA

今週はMIASAというスイスの団体が行っているMasindray市の若者を中心とした就業訓練のプロジェクトの視察を行っています。

このプロジェクトでは、養殖、養豚、裁縫、フォアグラ養殖等いくつかのプログラムが週23時間を6か月間行い、その後1年間のフォローアップや経過観測を行っています。

 

昨日は養豚のプログラムに参加しました。

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生徒は10人、講師はマダガスカル人が2人、授業ではプロジェクト(養豚)を行うにあたっての計画を考えるというもので、それぞれ豚の数や必要な日数等の計画を考え、発表していました。

 

敷地の奥で豚を飼っているとのこと。

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技術的な内容を知りたかったのですが講義形式だったので少し残念、、、

 

そして今日はフォアグラ養殖のプログラムに参加しました。

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授業内容は昨日とほぼ同じでしたが、このクラスでは家系図を書き、その家族と共同で事業を行うのかを考えていました。

 

フォアグラの養殖はまだまだ少なく、このプロジェクトは約1年前から始まっているのですがフォアグラの内容を行うのは初だそうです。

 

高付加価値の物を小規模のマーケットに販売していくルートが気になるのですが上手く伝わらず、聞き取れず、、、で分かりませんでした。

 

謎の記念撮影()

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みんな顔が険しい🤣

 

そのあとは首都で提案の準備をしていた手洗い啓発と歯磨き啓発の話をしに学校へ行きました。

興味を持ってくれる先生もいましたが、正直表情は曇っていました、、、必要性を伝えられていなかったからなのかやはりちょっとめんどくさそう、、、

今日は校長先生も不在だったので木曜日に再度話し合う約束をしました!!!

 

そんなことよりも気になったことが一つ、、、先生の子供(まだ3歳ぐらい)でいつも学校を走り回っていたのですが3週間前ぐらいから気になっていた皮膚の炎症?がだんだんと酷くなっていて1週間ぶりに会った今日は、もう全身に酷く炎症が広がっていてとっても痛そうで熱もあるのかグッタリとしていました。

 

薬はあるらしいのですが、病院に行ったのかは聞けず、、、正直、命に関わるレベルまで酷くなっていると素人目で感じました。。。

 

私には何が出来るだろう、、、

病院に行くお金がないのであれば貸すべきか、貸したところで町中の人がお金を借りに来てもそんな命の仕分け作業的なことになったら大変だし、そもそも診察に多額の費用がかかったら何度も貸すこともできないし、、、病院に行く時間が無いのであれば私が1日先生を変わってあげる事ぐらいならできるのではないか、、、と、色々考えた挙句、何もできないままとりあえず何か助けがられることがあれば言ってくださいとだけメッセージを送りました。

 

何にせよ、後悔だけは残したくない。

そう思いながらも私に出来る事は限られていてどこまで、どのレベルで線を引くべきなのか、どこまで他人事として捉えるのか、、、

世界の最貧国にいる以上、こういう線引きは道を歩いているだけで感じることが出来ますが、今回の件に関しては身近なのでとても重く受け止めています。